Brno にある Masaryk University は、チェコ共和国で2番目に大きい公立大学であり、Moravia 地方でも有数の高等教育機関です。Flowmon は、セキュリティ問題を自動検出するとともに、優れたネットワークの可視性とレポート機能によって、CRIST のタスクを強化しました。
Masaryk University には9つの学部と3つの機関、そしてキャンパスがありますが、その IT インフラストラクチャは、Brno 市とその周辺に位置しています。ネットワークの中核はコンピュータサイエンス研究所によって10Gbpsで運用されています。セキュリティ保証は、欧州横断研究教育ネットワーク協会 (Trans-European Research and Education Networking Association、TERENA) の認定メンバーである CSIRT-MU (Computer Security and Incident Response Team、コンピュータセキュリティおよびインシデント対応チーム - Masaryk University) が行います。CSIRT-MU チームは、インターネットトラフィックの入出力監視、学部や機関からのバックボーン、テクノロジーネットワーク、VPN、eduroam、および重要なサーバーへの接続の監視を担当します。
CSIRT-MU は 25 台の Flowmon Probe を運用し、大学ネットワーク内のすべての重要なポイントを確実に監視します。トラフィック統計は、冗長性を保証し、開発用/学生用コレクターと運用コレクターが分離できるよう、6つの異なるコレクターに保存されます。Flowmon Collector の合計容量は 40TB です。Flowmon ADS は、選択した Flowmon Probe (インターネットトラフィックやそれぞれの学部など) からのネットワークトラフィック統計を処理し、セキュリティ関連のイベントやポリシー違反を自動的に検出します。インシデント処理プロセスは自動化されており、イベントは CSIRT-MU が運用するインシデント処理システムである Request Tracker に報告されます。
「新しいセキュリティ監視ツールを作成するのは創造的な面白い作業ですが、大学の CSIRT を日常的に運用するためには、(自分たちで作成するより)信頼できる監視インフラストラクチャの基盤を導入するのが効率的です。Flowmon ソリューションを導入したことで専門的なサポートを受けられ助かっています。そのおかげで、中核となる主要な業務に集中することができます。」